篠田太郎「ドローイング」

Shinoda Taro,Untitled, 2008, ink, watercolor on paper, 28 x 37.5 cm

篠田太郎
ドローイング

2023年8月12日(土)–9月30日(土)
オープニングレセプション:8月12日(土)16:00-19:00
開廊時間:火−土(日月祝休)12:00-19:00 *9月1日(金)17時閉廊
夏季休暇:8月22日(火)−26日(土)

Press Release

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MISA SHIN GALLERYは、8月12日(土)から9月30日(土)まで、昨年8月に57歳で急逝した篠田太郎の展覧会「ドローイング」を開催いたします。

篠田太郎は、2015年のシャルジャ・ビエンナーレにおいて、砂地の底に開けた穴から落ちる砂が徐々に逆円錐形の凹みを作る枯山水と、その様子を縁側から眺める屋外でのインスタレーションを制作、2016年のシドニー・ビエンナーレでは、壁に塗られた白い粘土が乾燥とともにひび割れ剥がれる落ちることで、その下の赤い土壁の層が現れる様を畳の上から観察する彫刻的な作品を美術館内に設置、また日本国内では2021年の石巻で開催されたリボーンアート・フェスティバルにおいて雲の形をした大型の透明なバルーンを空に浮かべるなど、大規模なインスタレーション作品で知られるアーティストです。

これら、大型作品の実践において篠田太郎が一貫して制作していたのが、インクと水彩で描かれたドローイングです。木々や水辺、または砂漠などの自然の中や、自身の作品と思われるインスタレーションなどに加え、多くのドローイングには篠田自身もしくは篠田のオルター・エゴと思われる裸の男性が描かれています。指を差し立っていたり、縁側や畳の上で作品を鑑賞していたり、あるいは地上から作品を眺めていたりと、穏やかな表情で悠々としかも繊細に描かれるその姿は、篠田自身が自らの視点で作品を通して世界を俯瞰しているかのようです。

Shinoda Taro, Untitled, 2020, ink, watercolor on paper, 28 x 37.5 cm

本展では篠田が生前に構想していた、2004年から2020年までに制作された30点のドローイングを展示いたします。造園を学んだことを起点としながら、自然を加工、操作し、抽象化することで、篠田は自然と人間や文化の関係性、新たな方向性を問い続けました。その細やかでありながら瑞々しさをたたえたラインは、自然から宇宙へとつながる篠田の壮大なアイデアへと繋がっていきます。篠田太郎「ドローイング」をどうぞご高覧ください。

展覧会初日の8月12日(土)は16:00-19:00までオープニングレセプションを開催いたします。
皆様のご来場をお待ち申し上げます。

篠田太郎 Shinoda Taro
1964年-2022年。東京生まれ。造園を学んだ後に作家活動を開始する。一貫して人間と自然の関わりを深く問う作品は、ドローイング、彫刻、ビデオ、 インスタレーションと多岐にわたり、国際的に高い評価を得ている。パブリックコレクションとして、森美術館、ルイヴィトン財団、日産自動車株式会社、ジュラシック・テクノロジー博物館(ロサンゼルス)などに収蔵。さいたま国際芸術祭(2020年)、Martin-Gropius-Bau(ベルリン、2019年)、シドニービエンナーレ(2016年)、シャルジャビエンナーレ (2015年)、森美術館(東京、2010年)、広島市現代美術館(広島、2002年)など国内外の展覧会にも多数参加。

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2023-07-29|
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