Francis Shingo “Subtle Impressions”

Subtle Impression(emerald, violet and blue), 2019
Oil on canvas, 100 x 86 cm (39.3 x 33.8 inch)
Photo by Keizo Kioku

Shingo Francis
Subtle Impressions

Date: Thursday September 19 – Saturday November 2, 2019
Opening Reception: Thursday September 19, 18:00-20:00
Hours: Tuesday-Saturday 12:00-19:00 (Closed on Mon, Sun, Public holidays)

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Photo by Keizo Kioku

PRESS RELEASE

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MISA SHIN GALLERYでは2019年9月19日(木)から11月2日(土)まで、フランシス真悟の個展「Subtle Impressions」を開催します。

フランシスは、幾層にも重ねられたブルーの抽象画や、深い色彩のモノクローム作品によって、絵画における空間の広がりや精神性を探求し続けているアーティストです。

近年の「Interference」シリーズは、特殊な素材が引き起こす光の干渉によって、絵の具の複数の層に光が通り、見る角度によってさまざまな色が立ち現れるペインティングです。その作品はこれまでのように色彩が主張することなく、キャンバスが光で満たされたように見えますが、作品に近づくと、光の反射や屈折により色が豊かな表情を見せはじめます。鑑賞者の動きがもたらす視覚への効果で、空に浮かぶ虹のように、光の粒子が私たちの眼に色を与えることを実感するのです。

スマートフォンなどで作品を撮影し、簡単にその画像を送ったりSNSに投稿することが出来る現在、実際に作品を見ることなく、ディスプレイの中の画像だけで“判断”してしまうことを、作家は危惧します。フランシスの新作は、絵画の前に立ち、角度により深みを増す色彩の層や動きに呼応して変化するマチエール(質感)など、そこでしか感じられない絵画への体験を誘います。

MISA SHIN GALLERYでは、5年ぶりとなるフランシス真悟の個展「Subtle Impressions」を、どうぞご高覧ください。

フランシス真悟
1969年カリフォルニア州サンタモニカ生まれ。1992年クレアモント、ピッツァーカレッジにてBFA(美術学士号)を、2017年パサデナ、アートセンター カレッジ オブ デザインでMFA(美術学修士号)を取得。現在ロサンゼルスと横浜を拠点に活動。1996年キュレーション団体Hatch Artを設立、ロサンゼルス、横浜で展覧会企画に携わる。2006年レジデンスArt Omi International(ニューヨーク)に参加。「Ties over Time」駐日米国大使館公邸(東京、2010 年)、「抽象と形態:何処までも顕れないもの」 DIC 川村記念美術館(千葉、2012 年)、「Kaleidoscope」ロビーギャラリー、ダースト財団(ニ ューヨーク、2013 年)、「A Moment in Time and Space」日経アートプロジェクト(東京、2014 年)、「HELIOS」(ロサンゼルス空港、ロサンゼルス市文化部、ロサンゼルス)、「アブラカタブラ絵画展」市原湖畔美術館(千葉、2017 年)、「レイヤー・オブ・ネイチャー」セゾン現代美術館(軽井沢、2018年)、「Emergence: Art and the Incarnation of Space」マーティン美術館 (ウェーコ、テキサス、2019) 国内外の多数の個展、グループ展に参加。JP モーガン アート コレクション、スペイン銀行、 フレデリック・R・ワイズマン財団、森アーツセンターなどにコレクションとして収蔵。

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2019-09-04|
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