
崔在銀の個展 「Where Beings Be」が2025年12月23日(火)から 2026年4月5日(日)まで、ソウル市立美術館で開催されます。会場では、人類の起源を象徴する大型彫刻《Lucy》をはじめ、現在の生態危機の切実さを喚起する作品、目に見えない生命の層や循環の痕跡を示す表現、絶滅危惧植物の標本を通じた生命の再生への試みなど、作家の思想を体現する多彩な作品群をご覧いただけます。さらに、DMZ(非武装地帯)を起点とする長期プロジェクト「Dreaming of Earth」が「Nature Rules」へと展開していく過程や、長年の思索と実践を辿るアーカイブ展示を通して、崔在銀の芸術が描き出す生態的かつ平和的な未来像を俯瞰できる構成となっています。本展が、私たち一人ひとりが「どのように存在し、どのように世界と関わるのか」を考えるための、静かで深い思索の機会となれば幸いです。本展タイトル「Where Beings Be」は、新たな宣言ではなく、すでに私たちと共に存在してきた多様な存在のつながりに立ち返り、共存のあり方を静かに問いかける概念として提示されています。
Where Beings Be
ソウル私立美術館 (ソウル特別市チュン区トクスグンギル61)
2025年12月23日(火)〜2026年4月5日(日)
10:00〜20:00 (火〜木)、 10:00〜21:00(金)、 10:00〜18:00 (土日祝、11月〜2月)、10:00〜19:00(土日祝、3月〜10月)
休館日:月曜日、1月1日
