崔在銀:「Where Beings Be」ソウル市立美術館

崔在銀の個展 「Where Beings Be」が2025年12月23日(火)から 2026年4月5日(日)まで、ソウル市立美術館で開催されます。

ソウル市立美術館では、2025年の年間テーマとして「アクション」と「プラネット」を掲げ、気候危機の時代において、人間中心の視点を超えた世界との関係性を問い直す試みを行っています。本テーマは、1980年代より生命、時間、循環を軸に制作を続けてきた崔在銀(チェ・ジェウン)の芸術実践と密接に結びついています。作家は1970年代に東京・草月アートセンターで、自然を固定された対象ではなく、生成と変化の流れの中にある存在として捉える感覚を培い、その視点は、以後の制作活動を一貫して貫く世界観となりました。本展タイトル「Where Beings Be」は、新たな宣言ではなく、すでに私たちと共に存在してきた多様な存在のつながりに立ち返り、共存のあり方を静かに問いかける概念として提示されています。

会場では、人類の起源を象徴する大型彫刻《Lucy》をはじめ、現在の生態危機の切実さを喚起する作品、目に見えない生命の層や循環の痕跡を示す表現、絶滅危惧植物の標本を通じた生命の再生への試みなど、作家の思想を体現する多彩な作品群をご覧いただけます。さらに、DMZ(非武装地帯)を起点とする長期プロジェクト「Dreaming of Earth」が「Nature Rules」へと展開していく過程や、長年の思索と実践を辿るアーカイブ展示を通して、崔在銀の芸術が描き出す生態的かつ平和的な未来像を俯瞰できる構成となっています。

本展が、私たち一人ひとりが「どのように存在し、どのように世界と関わるのか」を考えるための、静かで深い思索の機会となれば幸いです。

皆様のご来場を心よりお待ち申し上げます。

Where Beings Be

ソウル私立美術館 (ソウル特別市チュン区トクスグンギル61)
2025年12月23日(火)〜2026年4月5日(日)
10:00〜20:00 (火〜木)、 10:00〜21:00(金)、 10:00〜18:00 (土日祝、11月〜2月)、10:00〜19:00(土日祝、3月〜10月)
休館日:月曜日、1月1日

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2025-12-17|
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